透明な螺旋

読書

こんにちは。

ホンノムシです。

連続でガリレオシリーズ第10弾。

『透明な螺旋』を読了しました。

薔薇の装丁が『容疑者Xの献身』の表紙とも通じていてとてもかっこいいです。

読み終えた後、表紙を見ると、DNAの螺旋構造が思い浮かびました。

読み終わるのがもったいない。

☆3.5(最高は5.0、おススメは4.0以上)

刊行されているガリレオシリーズはここまでなので、ゆっくり読みたいところでした。

しかしながら、サクサク読めてしまいまして、あっというまに読み終えてしまいました。

とても面白かったです。

錯綜するいくつもの親子の物語でした。

以下だいぶネタバレがありますのでご注意ください。

親子の物語。

本線の事件の親子の物語と、湯川先生の親子の物語が重なり合ってとてもよかったです。

本線の事件の被害者上辻氏。

良い物語には良い悪役ありということで笑、今回も良い悪役でした。

暴力はふるう、最大束縛、果てには生き別れの孫として欺こうとする…。

そして犯人の複雑な心境もオチとしてよかったです。

湯川先生の真実

帯にあるとおり、湯川先生の真実が明らかになり、初めの介護シーンがより鮮明に浮かびあがります。

湯川先生の人間性が感じられて、とても良い一冊でした。

早く続きが刊行されて欲しいです。

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