こんにちは。
ホンノムシです。
今月はほとんどガリレオシリーズを読んでいまして、7作目『虚像の道化師』です。
クセ者揃いで面白い。
⭐︎3.5(最高は5.0、おすすめは4.0以上)
一筋縄ではいかない謎と怪しい人々。湯川先生の関わり方もいろんなパターンがあって面白かったです。
幻惑す
まず面白かったのは、『幻惑す』です。
もともとこういう胡散臭い宗教の話て大好物です笑
お金、色欲、胡散臭い人々、何故かカリスマ性のある人笑、怪しい雰囲気及び儀式と構成要素はばっちりでさらに、さらに今回は理系トリックもというところが良かったです。
堪能させていただきました。
心聴る
そして、『心聴る』も良かったです。
ある職場で、幻聴や耳鳴りが聴こえるひとが多発してという物語。草薙刑事と同期の北原刑事との関係性も背景にあり、人間ドラマも深めです。
が、やはり理系トリックが秀逸でした。こんな装置欲しいなとおもいましたが、作者注でまだこのトリックに耐えうるレベルの装置は実用化されていないとのことでした笑。
良い短編集でした。
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