くちびるに歌を

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こんばんは。

ホンノムシです。

今日は中田永一先生の『くちびるに歌を』です。

アオハルやね。

⭐︎4.0(最高は5.0、おすすめは4.0以上)

甘酸っぱくてとても良い物語でした。

映画化されているのも納得です。新垣結衣さん好きなので映画も観てみよいかな笑

言わずもがなですが、アンジェラ•アキさんの「手紙〜背景 十五の君へ〜」が良い仕事をしています。

大気環境の仕事をしていたことがあって、五島列島の福江島に大陸からの汚染物質を調べる観測所があって、そのデータを利用させてもらったことはあったのですが、この小説を読んで、五島列島へ猛烈に行きたくなりました笑

複雑なプロット

産休の臨時音楽教師を務め、合唱部の顧問になった柏木と母を亡くし父もいなくなったナズナ、自分の出生について咀嚼できないサトルとさながら混成三部合唱のように複雑に絡みあいます。その物語が一体となる場面で涙腺が崩壊したした。

陰キャ野郎の私としては、桑原サトルの物語に感情移入して読んじゃいました。サトルの未来の自分に宛てた手紙には心動かされました。

ええ本を読んだ時の何とも幸せな読書時間でした。

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