こんにちは。
ホンノムシです。
暫し日が空いてしまいました。
何回読んでも良いです。
☆3.9(最高は5.0 おススメは4.0以上)
久方ぶりに読み返しましたが、おもしろかったです。
読み返すとローカルデザインやったり、地域経営といったテーマが散見され、「島はぼくらと」にも通じるところがありました。
「島とぼくらと」が海の孤島なら、こちらは陸の孤島といったところでしょうか。
辻村深月先生の故郷山梨県を模したと思われる舞台の描写も良いです。
あすなに感情移入して読んじゃいます。
陽キャの「いつか」と陰キャの「あすな」のラブストーリー。
辻村深月先生の物語はスクールカースト的な描写もめちゃうまいなと思っています。
引っ込み思案な「あすな」の陰キャ具合の内面が上手に描写されているなと思います。
あすながスクールカーストが違うと感じてる層との絡みの描写は、私も陰キャだったのでとてもよくわかります笑。
複雑な物語
結末が三段階くらいにおちていて、複雑でおもしろいです。
「あすな」はだまされていてかわいそうやなと思いますし、「いつか」もある意味だまされていてかわいそうです。
いわずもがなですが、椿ちゃんが最高です。すべてが明かされたあと、今一度椿ちゃんの描写シーンを読み返して、元気な姿にほっこりします。
なにわともあれ、「ぼくのメジャースプーン」と「名前探しの放課後」の再読して幸せな時間でした。
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